正解がないのが正解
こんにちは。
今日は星読みを勉強されている方とお話しする機会がありました。
その中で、私も占星術を学び始めた頃に感じていたなぁと思うことが。
星読みやタロットを勉強されている方もいらっしゃると思いますが、一つの考え方として捉えていただければなと思います。
星読みやタロットの正解とは
星読み(占星術)もタロットも、初心者の頃は『しっかり覚えなきゃ!』と意気込む方が多いかと思います。
その中で「なかなか意味を覚えられない」
「読み解き方が分からない」
「自分の読み方に自信がない」
こんな気持ちが湧いてくる方も多いでしょう。
タロットもよくある『逆位置とる?とらない?』という、そもそもの前提が違ったり。
逆位置の意味を“正位置とは別で捉える“という方もいれば、逆位置ででた時は“正位置の意味がゆっくりやってくる“と読む方もいます。
「逆位置はとらない!」という方もいますし、いろんな意見があって初めての方には難しい問題ですよね。
教えてもらう人によって、もしくは独学でも誰を参考にするかによって、タロットの読み方が変わってきます。
星読み(占星術)に関しても
- 心理占星術
- ホラリー占星術
- マンデン占星術
- 医療占星術
- アロマ占星術
と、様々なジャンルがあります。
出生時のネイタルチャートを見るにしても、天体やサイン(星座)の意味って結構『本』によって違います。
なんとなくのイメージは一緒だけど、微妙に違う。
この微妙なズレに迷い、分からなくなる人が多いかもしれません。
とくに星読みの場合はアスペクトでつまずく人が多く、「どういう意味になるか分からない。」「どのアスペクトから読めばいいか分からない」となります。
今日お話しした方もまさに同じポイントで「正解が分からない」と仰っていました。
これに対する私の回答としては、
『正解はあなたの中にあるよ』と言いたい。
いきなりアバウトな答えきたな、、
と思うかもしれませんが、本当にそうなんです。
つまり読み方は違って当たり前なんです。
タロットも占星術にも正解なんてありません。
あなたがどう感じて、何を読み取るか。
カードやホロスコープから、なにを感じ取ったのか?
それが全てです。
もう少し詳しくお話ししていきます。
占いはあくまでも占い
そもそも占いはあくまでも『術』です。
科学的な根拠はありません。
中には科学的に解明しようとしている方たちもいますが、占星術も天文学とは違います。
だから正解も不正解もないのです。
そして時代と共に解釈に変化が起きているものもあります。
だから科学のように『これは正解でこれは不正解』と断定されるものではありません。
いろんな占い方・考え方があり、どれも興味深くて面白い。
そして、その『術』の中に自分の人生観や死生観が強く反映される。
ここが面白い。
みんながみんな同じ解釈してたら逆につまらないですよね?
同じ日の星読みを比べてみても、人によって読み方が違います。
月を基準に読む人もいれば、月には触れず他の天体とのアスペクトを読んでる人もいる。
すごく前向きなメッセージを伝えている人もいれば、今日は危険な日だよ!と注意を促す人もいる。
同じ日なのに、ぜんぜん内容が違います。
何故こんな事になるのでしょう?
それは感じ取っているものが皆んなそれぞれ違うから。
Aさんは月からメッセージを受け取った。
Bさんは他の天体が気になった。
Cさんはワクワクする気持ちになった。
Dさんはピリッとした感覚を受け取った。
同じ日のホロスコープを見ているのに、みんな見えているものが違う。
受け取った感覚が違うのです。
タロットにも同じことが言えます。
同じカードを引いたとしても、その時その瞬間に感じたことが違うから『違う答え』が出てきます。
『戦車』のカードを例えにだすと
- 迷わずこのまま突き進め!
- 新しい道に進みなさい。
- 振り回されないように注意して。
こんな風にいろんな読み方ができます。
カードの意味や解釈を深めれば深めるほどに、いろんな読み方ができるようになる。
私も同じカードを引いたとしても、その日の直感や他に出たカードとの組み合わせで読み方が違います。
だから正解なんてないのです。
あなたが何を感じて、何を伝えたいか。
その感覚こそが答えです。
もっと自由にやろうよ
星読みやカードで壁にぶち当たった時、とにかくもっとリラックスしてください。
正しい読み方をしようと頭を使って考えても余計に難しくなるだけです。
もっと感覚を使いましょう。
もっと楽しみましょう。
あなたが感じているものを外に出しましょう。
きっと同じ日のカードや星からのメッセージだったとしても、
地の性質が強い人なら現実的なアドバイスができるでしょう。
水の性質が強い人なら感情に寄り添った優しいメッセージを贈れるかも。
風の性質が強い人なら心や思考が軽くなるヒントを伝えられるかもしれません。
火の性質が強い人なら心を燃やし一歩踏み出す勇気を与えられるかも。
そんな風に皆んな持っているものが違うから、あなたは自分の感じたものに自信を持ってください。
もちろん基礎的な学びは大切ですが、最終的にはあなたが目の前の人に何を伝えたいかだと思います。
SANA